1999年に長男を出産すると、それまでIT関連会社の社長として突っ走ってきた生活は一変した。

 外に出るのは、産後1か月で始めたヨガのレッスンに通う程度。家で授乳やおむつ交換など、育児に追われる日々だった。子どもはかわいかったが、毎日同じことを繰り返しているように思え、いらだちが募った。仕事ができないことに対する焦りもあった。 歯科用ガッタパーチャカッター電気切断器

 ストレスを発散させるため、コンビニエンスストアに行き、かごいっぱいにおにぎりや菓子パン、菓子を買い込み、一気に食べた。もらったまんじゅうを1箱全部平らげたこともあった。

 「おなかがすくからではなく、心の溝や不安を埋めるために食べていたのだと思います」

 食べた後は気持ち悪くなって吐いた。妊娠中に体重が15キロも増えていた。太るのが怖くなって3日間、食べないこともあった。過食と拒食を繰り返し、体重は38キロまで減った。

 「やせたんじゃないの?」

 夫(44)は心配してくれたが、耳には入らなかった。 スリーウェイシリンジ

 ある晩、冷蔵庫に入っていた瓶詰のピーナツバターを一気に食べた。空っぽになった瓶を見つめ、「このままでは自分は死ぬ」と思った。

 夫にそれまでのことを打ち明けると、心療内科を探してくれた。翌朝、一緒に受診し、うつ病と摂食障害と診断された。


http://www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=28808