副会長を2期4年務め、満を持して7月に会長に就任した。市内最大規模の会員数を誇る青葉区歯科医師会の舵を取るとともに、医師会や行政などと連携しながら区内の健康づくり全般に関わる。重責を担う立場だが、「地域のお口を守りたい」と思いは簡潔だ。スリーウェイシリンジ

 

 山形県米沢市で生まれ育つ。数学や物理が得意な高校生で、進学した大学は工学部。何か明確な目標があったわけではなく、ぼんやりとした将来像はエンジニアだった。転機は兄が歯科医として開業したこと。兄を見て仕事のやりがいを知り、初めて自分からやりたいと思えることが見つかったと振り返る。大学を中退し、改めて歯科大学へ。卒業後も助手として残り、学生を指導する日々を過ごすが、縁あって1986年に若草台で「しもやま歯科医院」を開院した。大切にしている思いは「自分の家族にもできる治療を」。地域に根付き、30年が経つ。超音波スケーラー

 

 歯科に関わる学術研さんなどを目的とする歯科医師会だが、近年は地域貢献も重要な役割。各種健診や歯科事業のPRのほか、子どもの見守りや高齢化を見据えた在宅診療への対応も強化する。特に今、取り組んでいるのは防災対策。避難後の口腔ケアの必要性を説明し、「歯ブラシを持ち出し袋に加えてほしい」と呼びかける。歯科医師会の活動頻度も増しているが、根底にあるのは地域への感謝。その思いを会員にどのように伝え、協力してもらうか心を砕く。「青葉区には才能のある先生が多くいる。みんなに参加してもらう体制づくりを」。協調を胸に運営していく方針だ。

 

 背中を見て育った2人の娘は歯科医と看護師に。医療系の職業を選択した子どもを誇りに思う。多忙な仕事から離れれば、4人の孫を持つおじいちゃん。「もう少しで夏休み」と離れて暮らす孫に会えるのが楽しみだ。好きな言葉は「一生懸命」。会長としてねばり強く、歯科の未来、青葉区の未来を考えていく。

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