認知機能の低下に特定のタイプの虫歯菌が関係している可能性が高いとの研究成果を、京都府立医大の渡辺功助教( 口腔こうくう 衛生)らのチームが9日、発表した。歯磨きなどの口腔ケアが認知症予防につながると考えられるという歯科研磨機 。英電子版科学誌サイエンティフィック・リポーツに論文が掲載された。

認知機能の低下は、脳内の微少な出血が一因であることが知られている。この出血は、虫歯菌「ミュータンス菌」の一種を保菌する人に多いとみられてきたアマルガムミキサー 。血小板の止血作用を低下させる遺伝子を持ち、脳の血管の壁にくっついて炎症を起こすのだという。
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 今回、脳に疾患のない54~89歳の男女279人の唾液を調べた。その結果、71人(25%)からこの虫歯菌を検出した。検出された人のうち、61%で脳内に微少な出血が確認された歯科用ルートエレベーター 。虫歯菌のない人は14%だった。

 また、全員に1分間で「か」で始まる言葉をいくつ言えるかの認知機能テストを実施。虫歯菌のない人は平均10・1個言えたが、ある人は8・9個にとどまった。「た」で始まる言葉でも同様の傾向だった。

 広島大の細見直永講師(脳神経内科)の話「認知症の発症リスクが高い人を判別できる可能性がある興味深い研究結果だ」

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