モンゴルの大草原の遊牧民は、中世にチンギス・ハーンに征服される前から、何千年にもわたって馬を飼っていた。馬がいつ家畜化されたのかについて正確な時期には諸説あるものの、5000年以上前のユーラシア大陸で馬が家畜となったことに関しては論をまたない。歯面清掃用ハンドピース

 

 ただ、馬の家畜化を示す物的証拠は、紀元前1300700年ごろのモンゴル青銅器時代に作られた「鹿石」や「ヘレクスル」と呼ばれる墓地に残るものが最古だ。この墓地のまわりには、犠牲として捧げられた数十頭、ときには数百頭の馬が埋葬されていた。ホワイトニング機器

 

 テイラー氏のチームは、2015年に鹿石の調査に取りかかった。同氏は、「歯を通して、馬による移動を調べたかったのです」と述べている。2016年には、骨や歯の摩耗の仕方から、鹿石に埋葬された馬には実際に騎乗用の馬具がつけられていたことを発表した。しかし、テイラー氏のチームは、人が直接関わっていた別の証拠にも気付く。

 

 今回の論文によると、青銅器時代の若い馬から、横向きになった門歯の一部が切り取られていた例が二つ見つかっている。最古のものは、ウグームルという遺跡から見つかった紀元前1150年ごろのもので、世界最古の動物の歯科施術の証拠だという。

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